GINの最高峰は変わるか

飲酒の多様化,メーカーの差別化により新しい酒が誕生していますが、その中でも著しく原料、製法にこだわり個性を競うと思うのがGIN。
オランダ、イギリス中心の生産国から、フランスやニュージーランド、オーストリア産のものまで見るようになりました。
チョッと触れるとフランス産では「ブドウ」。ニュージーランドのものは南半球固有の「マヌカ」や「カワカワ」を使い、これまでにない新しい味をアピールしているものがあります。
しかし、遊山では単なる「珍しい」だけでは×。「美味しさ」がポイントでなけらば揃える価値はないと思うからです。
これらのGINは味、香りともレベルをはるかに超えているので取り揃えており、GINファンに熱い支持を受けております。
今回新しく紹介する2本はこれまで「最高峰」としてお奨めしていたENDRICKS(バラ、キュウリを特徴とする)と同等、あるいはそれを超えているかも知れません。

山にたとえると最高峰エベレストは不変ですが、酒はそれまで「最高!」と崇め讃えていたものが、突如出現したニューフェースにその座をあっさりゆずり渡すことがあります。
品質が高くなればなるほど差は少なくなるのですが、微妙な違いを見つけることや、新しい出会いを喜ぶのも飲酒の楽しみのひとつ。
今回入手した2本、機会があればぜひ比較してみて下さい。
HENDRICKSを知らなければ、ヒマラヤ級のGINではなくアルプス級のものから始めるのがいいでしょう。初心者なら六甲、生駒山級から高所へ挑戦してください。
GINの高みへの登山ルートは遊山にたくさん揃っていますので、問い合わせください。グレードの高さはどこにも負けません。

BLUE GIN 43゜Made in Austria
オーストリア産小麦を使用、世界中から厳選した最高級の27種類のハーブとアルプスの湧き水でつくられる。銅製の蒸留機は300ℓの小型で合計3回蒸留、手づくり少量生産される。使用原材料の明細は公開されていない。

FIFTY POUNDS GIN 43.5° Made in G.B
製造はロンドンの南西のテムズ河沿いに100年の歴史を持つテムズ蒸留所で行われる。
現在は7代目の主任蒸留担当者チャールス マックスウェルと彼のチームで18世紀に行われた「Fifty Ponds」というレシピで作り出される。
3回蒸留の後ハーブはアルコールに浸され、最後にもう一度蒸留する。
(蒸留機は100年前のものを使用)
ネーミングの由来:50ポンドはジンの時代(1690−1751年)に広く広まり過ぎて社会秩序が乱れたため(Gin Craze),ジンの蒸留所又は酒屋に課せられた免許税が50ポンド(当時としては高額)という由来。
使用原材料の明細は公開されていない。
(BONILI JAPANのチラシより)

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