2009年12月リンリン例会 京都宇治川ラインを走る

新たなリンリンコースを探すために、地図を見つめるのも日課の一つだ。コース設定は次の条件によって決めている。

「距離やタイムなど記録達成を目的とするような走行はしない。景色など見所があれば訪ねてみる」ような走りを目標にする。

コースは「距離と勾配」「見所の有無」で判断。地図の他にI.Nの衛星写真で道路をなぞって勾配を見ておく。上り坂が短く,下りがう~んと長い道を良しとする。

そうして決めストックしておいたのが、今回京都・宇治から「宇治川」に沿って走り、ダム横の道を登って府道3号で滋賀県の石山寺へ行く、「宇治川ラインコース」である。むろんダムから先は下りと期待し…。

メンバー:大津 隆 福岡 正夫 小出 登

コースとタイム:京阪宇治駅10:40→天ヶ瀬ダム11:00→(府道3号)→R422石山寺12:35→三井寺14:10→近江神宮14:35→JR大津京駅15:05 (見学・休憩時間含む)

コース概要:宇治駅から「平等院」を横目に宇治川左岸をダムヘ。ダムを左下に眺めながら急坂を登って府道3号に出る。ダムでせき止められた宇治川は抹茶色にもみえる。雲が青空を隠し、対岸の紅葉も土色に変色して寒々しい。

「琵琶湖が見える頃は下り坂」。それを信じて一路大津へ。ヘルメットにカラフルなシャツの自転車ライダーと何組もすれ違ったり、追い越されたり。自動車も多いが、大津や宇治辺りのライダーには取り付きやすいコースなのだ。

滋賀県に入ると「湖」は川となった。左右の山が離れて、川の名も「瀬田川」に変わった。民家が集まってきて、大津の町外れに入ったことを知る。

明らかな下り坂は無かったし何時の間にか,川の流れは我々に向っている。つまり道は上り坂ということだ。アレアレである。

大津氏曰く。「天ヶ瀬ダム位の高さでは下りにはならないのではないか」。

琵琶湖の水がダムへ流れるとは思ってもいなかった。まさかダムの方が琵琶湖より低いとは‥‥。

ダムが山の中にあるので、流れはその逆と思っていた。どうりで下りが無い筈なんだ。

「アジャパア」でこの項はおしまい。

つづいて‥‥。

「石山寺」門前で昼食。食後、7年ぶりご開帳の「石山観音」とご対面ため門をくぐる。

まだ昼すぎ、時間を潰すため次は「大津」の街中を走って、「三井寺」へ向かう。

「浜大津」の湖岸は観光船やヨットが係留され、高層マンションもあって都会的な景観だ。

そこから山に向かって走ると三井寺に着いた。

駐車場で休憩したため拝観は止めておいた。だからまだ日は高いし時間もある。ここから30分もかからない「近江神宮」まで足を伸ばし、そこで終了とする。

広い森の中、社は山を背に古色をおびて鎮まっているのがよかった。寺と違い拝観料不要がもう一ついい。賽銭をはずんで来年の多幸を祈る。

本年最後の反省会:赤チョウチンを探すが大津京駅前は新しい町。少し走ってすぐ諦めた。居酒屋チェーンさえ無いのだから、赤チョウチンなどあるはずがない。

ガックリきた目に飛び込んだのは巨大スーパー。

それではと食堂で[餃子とビール]と決めエレベーターに乗り込む。入ったのはファミリーレストラン。から揚げも追加し「お疲れ様」で乾杯。

ビール以外酒類なし。ファミレスではサマにならないので、早々に引き上げる。

大津氏に生彩が欠けていたのは忘年会のせい。午前2:30まで京都で三軒ハシゴとか。大津まで走ってきても酔いが醒めないというモチのよさ。でも前夜の酒気が抜けきらぬ間に、そう飲めるものではない。

結局、ジョッキ2杯で帰ったことも、暗闇の前に電車に乗ったことも新記録。という本年最後のリンリン会でした。

次回:1月例会 「渡し舟でゆく大阪湾、巨大古墳を訪ねて堺・羽曳野へ」

日時未定。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください