2009年9月リンリン例会 京都・鞍馬~持越峠~高雄~嵐山~阪急桂駅を走る

7~8月の夏休みを終えたリンリン会。
9月23日京都「持越峠」から再開する。淡路島参加のメンバー4名に2年ぶり白井氏がプラス。国家試験合格で時間にゆとりができたからという。今回山下嬢は自転車を用意した。旧型だがマウンテン。「なぜ早く乗らなかったのか」と聞けば「子供用だと思っていて、車庫の隅に十数年間熟成?させておいた」とか。
阪急で夙川→十三→河原町へ。河原町駅から苦労の始まり。四条大橋を自転車を担いで渡って、京阪四条駅に行くのだ。スチール車は男でさえ重い。肩にくい込むと山下嬢の顔が歪んで足もふらついた。20m毎に休んではの繰り返し。まだ京都に着いたばかり、この先峠まで何回アゴを出すことか。
スタート点の鞍馬電鉄鞍馬駅に10:50着。気節はずれの蝉の鳴き声を聞きながら自転車を組み立て、「市原」まで下る。「市原駅」で下車すれば鞍馬は余分だ。10分程の下りだが、景色+涼気が実に気持ちがいいのでこの坂は省けない。交差点のコンビニで弁当を買えば、いよいよ気合が入る坂道「雲ヶ畑・持越峠」へ。
加茂川に沿って府道61号を登っていく。大津氏を先頭に江本嬢が続き、それに白井氏が追い森に消えた。「ガチャ ガチャ」変速ギヤーを回し、最適位置を探しているのは山下嬢。自転車を交換したりサドルを上げたり、立ち漕ぎで難儀をするうち口数も減る。マイペースを保ちたいのか「気を使うので先に行ってほしい」と言ってきた。
「持越峠」直下の橋に1時間余りの12:00着。肉食系否、体育会系江本嬢も休憩一回で走ったようで、「大きなムカデを踏み殺しちゃった!」とも。
これから最大の難関、峠道。急勾配に挑戦だが100mも行かないうち、あえなくノックダウン。大津氏のみペタルを踏み続けていく。
杉木立の中自転車を押して20分程歩くと、目の前の景色が広がり峠に立った。(12:35)ガードレールの下に「雲ヶ畑」の集落が小さく見える。峠の後は下るのみ。「本当にこれで(上りは)最後でしょうね」とお嬢さま。搾ってねじった雑巾のような顔で二度念を押した。
これから北山を通って高雄までは長い下り。峠から道は広くなり、S字カーブを右に左に廻れば「わーッ めちゃ気持ちいい」と興奮。先ほどまでの搾り雑巾はシルクのスカーフに変化した。R162は国道。車が増えたが、連休中にすれば少ない。5台の自転車が一斉に傾いて、カーブを一列できれいに曲がっていく。走りながら携帯で写真(動画)を撮って余裕を見せたのは江本嬢。直線が長くなって見通しがいい。ペタルを漕いで、漕いで風を切ってスピードを楽しむ。観光地「高雄」の赤い提灯が吊るされた茶店で休憩、ここまでノンストップだった。(14:35)次は「清滝川」の河原へ下りていく。
川床に下りると景観が一変。スピードが出せる道と違い、清滝川沿いのハイキング道を「清滝」に、更に進んで「嵐山」に向かう。ここでも黄色い歓声が。煎り豆のように身が踊るガタガタ道、転倒すれば川にザブ~ン。それでもお二人「サバイバルやんかー」「めちゃおもしろ~い」と激しく喜んだ。ぬかるみに踏み込んだり、崖下の岩場で難儀したりで、大変のはずが結構弾んでいる。
清滝不動からトンネルをくぐり「鳥居本」へ。さすがに「嵐山」、観光客で混雑する「渡月橋」の袂に着いたのが15:30。サイクリングも予定終了だが、ここは観光地。適当な居酒屋などあるはずはない。太陽もまだあるので桂川のサイクリングロードを走って、阪急「桂駅」でゴールとする。
自転車、ランニング、散歩の人をより分け「桂離宮」を目指す。河原で何組かがバーべQしている。そのビールに目が向いたのか山下嬢、「わあーッ」悲鳴を上げ車止めに激突。道路にうずくまる彼女。「痛あ~イ」。笑って恥ずかしさをこらえる彼女だが、またも顔が歪む。何事かと集まって来た京都市民の声援で、ようやく立ち上がるのだった。

(阪急桂駅前着17:15)

大津 隆 白井 真二郎 小出 登 山下 佳世子 江本 真奈美

三日後:張り切りすぎた江本嬢、翌日から猛烈な「筋肉痛」に襲われる。三日経っても歩くのが大変とか。山下嬢に「あなたも明日から同じようになるから」といって、自分一人の被害をくやしがる。江本さん「痛いほど思い出になりますよ」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください