2015年4月例会 仏隆寺〜室生寺〜大野寺を歩く

仏隆寺〜室生寺〜大野寺を歩く(奈良県)

桜と紅葉のハイキングは天気が特に気になる。
普段は確率如何で中止又は順延するが4、11月は別。横浜からの参加者を迎えるので中止はない。
桜の4月第一週日曜日はこれまで3年連続雨。コースを変更したり強行した。
今回も週末から4日間連続「傘」マーク。土曜は晴れたが翌日から確率の高い雨が続く…。

当日5日、やはり早朝から本降り。コースの変更も考えながら駅に向かう。
雨の降り方で2案に分けた。
A) 小雨なら予定通り「仏隆寺」から峠を越え「室生寺」→「大野寺」を歩く。
B) 本降りなら仏隆寺を止め、室生寺をバスで往復、帰りに「大野寺」に寄る。

「近鉄上本町」駅8:45集合だが、9名参加が3名に減った。
近鉄上本町を8:52の急行に乗る。花見電車のはずが俄然ハイカーは少ない。
しかし「大和郡山」を過ぎる辺りから、進行先の東の空に明るさが出てきた。
「榛原」駅下車。

まったく意外にも灰色曇が薄い雲に変わり、回復が見込めてきた。
予定通り仏隆寺から歩くことにしてタクシーに乗る。
内牧川沿いのR369を水しぶきをあげ、出発点の高井のバス停(伊勢本街道分岐)に到着。10:00(途中運転手の勧めで桜の悟真寺に寄った)
案内板の周辺地理を確かめ10分後に歩き始める。
緩い坂を登って行くうち日差しが出て青空がのぞく。
「まさかだね…」と大村さん、笑顔がこぼれる。
「晴れたと言っても信じてもらえないよ…」
誤報も晴れに変われば「大歓迎!!」
上着を脱ぐ大村さん、シャツが汗を吸って雨に濡れたみたいだ。
仏隆寺前の休憩広場は朝の光を浴び、水たまりが輝いた。10:40
樹齢900年という桜(奈良県の天然記念物)は開花まで一週間程早いが、周りの桜は満開だ。

「唐戸峠」へは仏隆寺の裏山を枯れ枝を踏んで登る。
峠上には壁板のない休憩所と「役行者」の石像が祭られている。11:30
ここから室生寺に向かう道「室生古道」は近年舗装され仏隆寺と結ばれ、泥濘(ぬかるみ)で汚れることはないが風情を欠いた。
緩い下りを歩いて「腰折地蔵」の祠で休憩。12;10
ここはもう「室生の里」。
桜や桃、木蓮…だろうか、木々の間からパステル調の色で景色が明るい。

樹齢400年という「西光寺」の枝垂れ桜。この桜を見下ろしながらあぜ道にシートを敷き昼食をとる。
室生の里は春祭り。西光寺のバザー(?)で「しるこ」をすすって、花盛りの斜面を室生寺へ下る。

室生寺の山桜も満開。13:20
大村、横山両氏が拝観のため山門をくぐった。

「大野寺」へはバスで向かうのと、東海自然歩道を二時間程歩いて峠越えで行くのと二通りのルートがあるが、時間的なことや降雨の心配からバスで行く。
室生川沿いの曲がりくねった道を14:30発のバスは「大野寺」へ。
ここの地面に届くような枝垂れ桜は圧巻である。
桜に埋め尽くされた大野寺の境内は何度来ても素晴らしい。隅に咲く背の高い真っ赤な木蓮も印象的だ14:50
室生口大野駅から歩いて10分程度なので、雨でも行く価値は大いにある。

今回は花巡り+峠歩き。歩行時間や難易度、風景等を総合するとベストコースだろう。
このようなコースを案内して喜んでいただくのは本当に嬉しい。
思いがけず高気圧が復活し、低気圧を押上げ大阪と奈良で天気を分けてくれた。
帰路、近鉄桜井駅を過ぎる頃から車窓に雨粒が流れ始めた。

参加者:大村 大三郎 小出 登 横山 悦子
立ち寄りスポット:源ヶ橋温泉(銭湯) 大阪天王寺区 環状線寺田町駅
山長(立ち飲み)    〃  近鉄河堀口駅(こぼれぐち)
? (居酒屋)   大阪此花区  環状線西九条駅

次回:日時:5月6日(祝)小塩山から藤の花の正法寺へ(京都府)
阪急夙川駅7:50又は阪急東向日駅駅前バス停一番乗り場9:00集合
9:12発南春日町行きバス
その他:雨天中止 弁当持参

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