2015年10月例会 善防山 • 笠松山を登る (兵庫県)

善防山 • 笠松山を登る (兵庫県)

12日は播州平野に聳える善防山251mと笠松山244mを登る。
播州地方の山とえば5年前の3月に登った高御位山(たかみくらやま)以来だ。
高御位山も岩山ながら標高も304mとそれほど高くないが、切り立った岩峰の山頂からの360度の展望は抜群だ。
JR加古川駅で加古川線に乗り換え。粟生(あお)駅から更に北条鉄道に乗り換えて播磨下里駅で下車。10:17
田舎のことで本数も少なく、大阪のメンバーも電車に間に合わず途中棄権した。
県道を歩いて農協前のバス停から山に入る。10:35
雑木林を進んでしばらく行くと、空が広がりブッシュに変わった。露岩に手を伸ばし一歩一歩登ると尾根に立つ。
この岩稜は東山稜といい、さらに標高を稼ぐと見張らしがよくなり休憩をとる。
荒削りの岩壁の先は一面の畑、刈り取り前の稲穂が黄金色に実っている。その黄金の中を一輛立ての列車が通り抜けていくのは、長閑さを盛り上げていい。
山頂前で下山する家族を待つ。やがて小学低年生が一人で、幼稚園生?が母親に手を引かれ下ってきた。大変急な勾配だが小学生は怖がりもせず下っていく。
善防山の前山に10:55着。さらに登り下りして善防山に11:45着。
樹木に囲まれ山頂は展望がないので早々に下山。
すると見晴らしが突然良くなり、次の笠松山が三角の頂を見せた。アップダウンをしながら下っていくと開けた場所があり、岩に腰掛け昼食休憩とした。

吊り橋を越えるとお椀を伏せたような大きな岩山を登ることになる。垂れ下がった重い鎖を掴み登ると直ぐに下り。足元の風化した小粒の石は滑りやすく厄介だ。
難なく下ったところが石仏が迎える古法華自然公園だ。ここの寺には白鳳時代の石仏があり、重要文化財に指定されているが写真でしか見られない。
笠松山の登りは再び岩稜登りだが意外と早く山頂展望台に着いた。展望台は我々が占拠して360度のパノラマを満喫した。

帰路は再びうんざりするアップダウン。おまけに人の往来が少ないのか枝が荒れた道をふさいで見えにくく、歩きにくいことこの上ない。
そのせいか登る人はなく道を迷ったような錯覚に捕らわれ、疲労が増すがようやく権現堂に到着。14:20
テラス?からの展望もなく休憩の後再び下る。道は岩に乾いた苔がつく枯れた川跡だ。
更に30分ほど歩くとようやくゴールの登山口に到着、たちまち道路にへたりこんだ。
所要時間2.5時間のはずが大幅に時間がかかったが、気にすることはない。疲れたものの楽しめたならまた続けられる。
駅までは更に農道を歩くが黄金の稲穂はきれいだし、草むらで松虫のさえずりを聞いたのは大収穫だ。

参加者:三井 康太郎 新谷 淳 小出 登 柴山 恵子
保養所:オーエス 丸萬(新開地)

次 回:11/29(日)高山口から箕面へ(大阪府)
阪急夙川駅8:30、又は阪急池田駅9:20集合。池田駅西バス乗り場発9:30希望ヶ丘行き乗車

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください