2012年3月例会 虚空蔵山を登る

虚空蔵山を登る (兵庫県)

「雨が止まなかったらどうする…」
18日(日)福知山線「藍本駅」周辺の小高い山は鉛色の雲で煙り、路上は濡れていた。
40%の確率で実行したが、「三田駅」を過ぎる頃から車窓に雨つぶが当たりはじめ、車もワイパーが動いていた。

「登山口も雨ならば中止」と決め、折りたたみ傘を手に駅を離れた。
中止後の時間つぶし案は多くない。パチンコ、喫茶店、ましてカラオケも無い田舎。
山向こうの『陶芸教室」で土をこねるか、「立杭焼き」の窯元を見学するくらいである。

さいわい30分後雨が止んで時間つぶしは不要となった。
電線を張った田んぼにイノシシが走り回るのを想像して歩き、「舞鶴自動車道」の高架をくぐり登山口に到着する。10:20

「虚空蔵山」592mは三田市と篠山市にまたがり、篠山側の山麓に六古窯の一つで有名な丹波焼きの窯元が列ぶ。
出発から頂上までひたすら登り、途中の「虚空蔵堂」の境内が唯一の平坦な場で休憩適所。10:50(コンロを忘れる失態、お茶も湧かせない)
階段状の道は整備されて迷路のような複雑さもないが、一段々体重を膝にかけての登りは結構辛い。
それでも40分程で頂上に至る分岐に着く。11:35

折角の山頂は雲か霧で見晴らしゼロ、疲れを癒す爽快感はない。11:50
案内板の写真が本来見渡せる山頂からの展望を示しているが、霧の彼方を想像するのみ。諦めて弁当の包みを開く。

おにぎり状の山は帰路も落差が堪える。階段状の下りは早いが、見事に両靴底のゴムが剥がれた。
傾斜のせいとはいえ、とんだことで「安物」が露呈した。

[さいわい靴底にもう一枚あり、小石を踏まない限り痛くなく歩けた。外観はフツーの山靴と変わりない。いつの間にか底が無いことを忘れ、新開地の雑踏を闊歩。しかし飲んだ帰りの阪急電車や階段で見られたかも]
立杭「陶の郷」陶芸会館に13:30着。
「コーヒーが飲みたい」という諸氏。生憎喫茶店は無く、駅行きのバスも1時間以上の待ち。
「JR相野駅まで歩いて40分くらい」という係員の案内で、タクシーを呼びながら相野駅へ歩き出す。

篠山から来たタクシーは田園を疾駆、風景が次々飛んで行く。
着いた駅で思うのは「あのまま歩いていたら何時間かかるだろう……」と。
教訓:「田舎の人の距離感は鵜呑みにできない」

相野駅から三田駅へ。
神戸電鉄に乗り換えて癒しとくつろぎの町、「新開地」へ。
「少し寝て夕闇が迫る頃に着けば」と思って乗った電車はラッキーにも各駅停車だ。

参加者:東山 二郎 三井 康太郎 小出 登 多口 貴子

立ち寄り保養所  串カツ: オーエス (新開地駅)
ドリンク: ビール
滋養: レンコン 鯵 牛カツ エビ ジャガイモ…

もう一軒     居酒屋: 丸萬 (湊川公園)
ドリンク: 燗酒(白鶴) 梅酒のホット 焼酎お湯割り
滋養: 湯豆腐 厚揚げ焼き 新子 銀杏…

とどめ      焼き鳥: 八栄亭 下店 (新開地)
ドリンク:飲むは 飲むは
滋養:食べる 食べる
[今回もまた消費したカロリーの数倍を貯蓄し次回に備えるのだった。]

(八栄亭は東山氏が探していた焼き鳥屋。帰りの途中、偶然行き当たる。
「あ! この味だ」以前土産にもらってから、ずっと食べたかった)
と、昔のことでも味を思い出すのがすごい。

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