2011年6月例会 小塩山を登る
小塩山を登る 京都府向日市
「なぜ山に登るのか?」
という問いに
「そこに山があるから」
と、答えたのは英国の登山家G.マロリー。
我らは
「そこに居酒屋があるから」
だ。
今回の一杯も旨かった。
疲労や痛い足で長い下りに耐え、ゴールまで来るとノドの乾きは頂点に。
そういう時こそ自販機がない。
黄金の液体をまぶたに浮かべ、ヨダレをすすりながら第2部は「赤提灯」探しで始まる。
十三まで戻り馴染みの店のノレンをかき分け、とりあえずではなく「ビール」を注文。
「お疲れさま—ッ!」
「カチ〜ン」とグラスを合わせれば、数時間前までの苦行はどこへやら。
笑顔が崩れだらしがなくなるのも酒飲みゆえ。
空腹度合いに疲れの程度、水分カットや口に入れるまでの「お預け時間」等のからみで旨さが変わる。
消費したカロリーはその日のうちに補給だ。
メタボ云々などどうでもいい。
「酒が旨いからまた登る」。
会則は「酒を旨く飲むため」なのだ。
マロリーはエベレストで遭難するが,我々は帰りの電車で行方不明に。
酒飲みの実に理想的な〆方だ。
5日も絶好な登山日和。絶好とは気温のことで、曇り空に涼しさが加わる申し分のなさ。
阪急「東向日』駅から9:42のバスで小塩山山麓へ。
京都市内を囲むように東山、北山、西山と峰々が続く。
目的の小塩山642mは向日市や長岡京市の「大原野」の背後に連なる西山の一つだ。
南春日町バス停を10:10出発。
ルートは小塩山の山麓沿いを歩き、竹林の中を金蔵寺へ向かいそこから直登だ。
西山山麓は竹林で特に有名だ。鬱蒼とした竹林の中は空気も清々しくい。
紅葉で有名な「金蔵寺」は標高360m。(11:20)
寺の奥、愛宕権現のお堂裏手の階段状の急坂が控えるので昼食はお預けだ。
一時間程歩いた後とはいえ急坂は堪え、呼吸が乱れる。
しかし、有り難いことに長くは続かず30分程で、もう一つの登山道「天皇陵道」に合流した。(11:50)
この後も直登は続くのだが、涼しい空気と曇り空に救われた。
前日の「梅雨の晴れ間」であればどうだったか…。
山頂は木々に囲まれ見透視がなく、敬老登山隊20名ほどに占拠されていた。12:15
下山は足場の悪い往路を避け、舗装された車道(府道141小塩山大原野線)を下る。
深い森は夏鳥がさえずり、日本一の美声という「かじか蛙」の鳴き声がこだまするオマケ付き。
下り着いたのは花の寺で西行ゆかりの「勝持寺」14:30。近くの「大原野神社」14:40。
拝観は割愛したが、全山濃い緑は目の肥やしだ。
参加者:浜本 弘昭 大橋 則雄 小出 登
今夜のセンベロ:十三「十三屋」
飲んだもの:ビール 燗酒
つまんだもの:湯豆腐 冷奴 鳥唐揚げ 他は忘れました。
とどめの一軒:十三駅改札口すぐ前の立ち飲み 屋号?
飲んだもの:燗酒
つまんだもの:おでんとドテ焼き、○○の炒め物、それ以外覚えておりません。
その他:遊山会7,8月は夏休み 9月の奈良までサ ヨ ウ ナ ラ。