11月例会 六甲石楠花山を登る
25日不参加の皆さん、途中からリタイアしたお二人。判断は本当に良かったと言いたい。
「じゃ参加した私たちはどうなの?」
「素晴らしい体力・気力・チームワークに脱帽です」
台風21号の被害は六甲山でも。六甲山の裏手は表側と比べると登山者は少なく、台風後のルートは荒れたままだ。かなり難儀したがこんな苦労は始めてだ。
25日新幹線新神戸駅945→布引の滝1000→市ヶ原1100→ツェンティクロスと順調だったが、D氏M氏が体調を理由に石楠花山652mを前にリタイア。
山頂までの道は腰も下ろせない一方的な上り。あえぎ〃〃山頂展望台に1415 はるか淡路島を逆光に見て早めに下山。ルートは二本あるなか楽な炭ヶ谷コースを選んだ。
しかし途中から道は消え、踏み跡を探しながら荒れた谷川を下る。転倒してコブを作ったメンバー。ところが砂防ダムで足止め。気力も萎えるところだが登り直し。
いつの間にか「炭ヶ谷」ルートを外れ「双子山」の難ルートに紛れ込んだ。ルートも分かりにくく何回も登り直しが。
厚い落葉に道は消え、分かりやすい標識も現れない。大木の倒木を越えるのにも四苦八苦。目の前が下界なのに下れない焦れったさ。陽は傾き宵闇も迫る。何がなんでも明るい間に下りたい。ビバーグ(不時露営)も頭に浮かぶ。
体力を残す間に下りたい。僅かに可能性があるせせらぎを思い切って下ると、高速道路の下に出てやっと住宅街にでた。
沁みでた胃酸も止まる。
危機脱出…。交わした「ハイタッチ」の手の痛さ。「怒り」が込められているだろう。
参加者:三井康太郎 小出登 三木ひとみ 柴山恵子 西川昌子
次回:12月24日一徳防山(大阪府)